水がある限り金魚は泳ぐ

本と読書と映画とドラマ、そして雑文。

2020-01-01から1年間の記事一覧

お描き徒然

久しぶりのお描き。やりたいことを終えて、客観的に見るためアップしてみる。後ろのバックは、キャラクターの設定をイメージするためにフリー素材を入れた。トリミングにはこだわる。ピンクのペットちゃんは、「ピチ丸」と名付けられている(名付け親は私で…

オーディションには応援する機能がついていた〜NiZi Project 感想文

熱量のあるオーディション番組を見るのは楽しい。 誰もが名前を知るアーティストを輩出したオーディション番組を何度か観たことがある。必ず受かるだろう、と思う人材が、最後まで全力を出し切る姿と同時に、誰が受かるか、どいう興味もある。受かってほしい…

「それでも夜は明ける」〜痛みと理不尽の世界に未来はない

1861年から1865年にかけてアメリカで起こった南北戦争。それ以前、1841年にワシントンD.C.で誘拐され奴隷として売られたソロモン・ノーサップの体験記がベース。 「PLAN B」の名前がオープニングにあったことから、ブラット・ピットが所有する映画制作会社が…

コロナ禍の道すがら 〜現在地からマスクのある風景を眺めみる

スーパーのレジの近くで、5枚198円のマスクが売られていた。メイドインチャイナ、「日本マスク工業会」のマークはない。デザインの少ない包装で、マスクの中身がよくわかる。どノーマルな「プリーツ型」。ちなみに、プリーツとは、洋服の折ひだのことで、衣…

感染症専門家の話がメディアから消える日

どのニュース番組でも、ニュースに応じて専門家が登場する。だが、2020年、ここまで感染症に関連した専門家の方々のお顔を拝見したことがあっただろうか。 何人かの専門家の先生については、顔を名前が一致していたりする。毎日のようにお顔を拝見する方もい…

「こんな感じ」という正解探し〜スケッチワークから

私の描いたスケッチがクライアントの一番偉い人までいって、OKもらったっていうお知らせがきた。対抗馬として、完成品のイラストが突如用意され、プレゼンのようなことになったらしく、なんとか乗り切り、採用になったということらしい。 デザインもそうだけ…

書きにくい、やりにくい

専門家ではないので書けないなと思うことがある。たいした影響力もないが、読んでもらうことを意識すると読む人の立場になれば書けないと考えることも。または言葉を選んで、相手を慮って、うまく話がつながらなくなる、のでは、ないか?と自問自答すること…

「ゴールデンスランバー」〜逃走劇とギリギリのライン

事の始まりは、ギリギリのところで踏みとどまった友人の死。そのとき、画面は逃走劇が最高に面白くなるカメラワークになる。テープが切れた、ファンファーレがなった、主人公の人生が切り替わる、瞬間。位置がわかる、爆破がわかる、敵がわかる、組織が見え…

「グッド・ドクター」〜信じる方法が詰まった作品

2013年に韓国で放送された作品である。2012年、日本でも中居正広主演で「ATARU 」が放送されている。医療と事件解決、方向性は違うが主人公の設定がサヴァン症候群である。チュウォンと中居正広、二人の仕草の中に役作りに対する真摯な姿勢が伺える。目の動…

「ぼくらの」 〜勇気にかえるための、濃縮された生命の歴史

まだ幼い子供たちが、戦うたびに散っていく、毎回毎回の辛く切ない物語は、何もかも解決した最終回につながっていく。 理由もわからず、アニメのヒーローのように戦い散っていった最初の子供から、葛藤して戦い葛藤しながら逃げ出し、諦観し、意義を見つけ、…

「ALONE アローン」〜手探りでどうやって生きるのか。

一面の砂砂砂。 地雷が埋まっているのはわかっていても、 どこに埋まっているかはわからない。 先を後ろ向きに歩いていた相棒は、足を吹きとばされた。のちに彼は死んで、ひとりぼっちになった兵士は、片足を、固定したまま動けなくなっていた。カシャ。地雷…

そっぽを向いていても、想いはちゃんと募るんだ 

なかなか会いにいけないことに、ゆっくりしゃべれないことに、不安に感じることはないような気がする。 会えないことが思いを募らせることは本当にある。 何気ない一人の時間に考えることは、家族や友人のことだったりする。なかなか会えてない、電話この前…

貯めていたものが未来を決める~漫才師という荒野に歩き出すミルクボーイ考

M-1グランプリ2019オンエア直前のラジオで、優勝候補の3組を出演者さんたちがワチャワチャ良いながら話していた。最もな1枠は、敗者復活枠で、和牛、ミキ、アインシュタインといった魅力的なメンツからメキメキ腕を上げてきたメンバーまでに期待がかかるの…