水がある限り金魚は泳ぐ

本と読書と映画とドラマ、そして雑文。

ささやかな違いは群衆の中でも輝く

 自分の車って、大きなサービスエリアの中で探すの、大変じゃないっすか。

 そんなことねー、という方はいると思う。カスタムメイドだぜい、こだわりだぜい、ぬいぐるみぶらさがってるぜい、いつもワンコが留守番してるぜい、助手席にクッションおいてるぜい。匂いでわかるぜい、ボコボコなんでわかるぜい、などなど。いやそんな物理的なもんじゃなくて、電波で分かる方も少なくないと、私は思う。

 

 さて、ウチに車、すごおおおおおおおく、普通。

 そそ、シルバーで四角で軽自動車ですわー。名前を聞いたら、すぐわかる一般仕様。道路上には、兄弟やら従兄弟やら(ブランド違いで中身一緒)とかイッパイ走っておる。ちょっと嬉しくなるくらいのんだな。案の定、大きなサービスエリアにいると、埋没しちって探すの大変。

 

 そんなとき用に、とある工夫。

 後ろの窓の片隅に、赤いカエルとパンダのちょいダークだけどゆるかわいいシールをまっすぐでなくて斜めに組み合わせて貼ってみた。小さい小さい目印。

 

 小さいけれど、カエルとパンダは主張する。そのシールを選んだ意志と貼った角度とわざと前から駐車する運転手氏のこだわり。大きなサービスエリアにあってもその車は全く他と違うのだ。

 

 なんて、誇ってみる。