「超高速!参勤交代リターンズ」時代劇の楽しさ、ギュギュッと濃縮!
原作も読んだ!1作目も観た!そしてリターンズ、2作目だ!
超高速の参勤交代っていう、この映画の見所はちょっぴり薄まったけど代わりにぎっしり詰まっていたのは時代劇の楽しさである。
敵味方と言えど剣に生きる者同士は熱い!
寺脇康文さんと渡辺裕之さん、敵味方なのだけど刀を交えた途端に友情芽生えてた。しかも温泉で裸のつきあい、その上、しっかり演出されたタイマン勝負。
とことんやる気の殿様についていく主従の絆
佐々木蔵之介の殿様は一人でいくからみんなは生きろといい、高速参勤交代を一緒に走った仲間のような家来さんは、何を言うかとついていく。陣内孝則さんと尾張柳生の連合軍の前に湯長谷藩の面々が並ぶ。一騎当千の戦いに胸踊る。
正義は勝つのだ大岡越前!結構真面目に古田新太さん!
将軍吉宗が絶大な信頼を寄せる大岡越前、古田新太さんはずっっしりと演じてた。だって勧善懲悪の善の方のパート担当、一緒に行動する上地雄輔さんも軽い芝居は全くしてない。燦然と輝く陣内孝則さんの悪役に立ち向かう。絶妙の配役。
女性陣は薙刀で戦う!そこにキリリと富田靖子さん!
勇ましい女性が薙刀を振るう姿もまた、時代劇の醍醐味。夫は寺脇康文さん。剣豪の嫁さんは富田靖子さん。出番少ないけど活路を開く重要な役。
村人も殿様も奥方もみんな田んぼで集うのだ。
原作でも書かれていた子守をする殿様。みんな殿様が大好き。陰謀の合間にある和やかでほっこりする光景もまた時代劇のアイテムである。美人の奥方、深田恭子さんも。
「将軍暗殺」の陰謀が織り込まれてる
一応って感じですが、陣内さんの目標はそこにあった。なのに、罪が軽いのは続編への布石?さらに大きな陰謀があるのか?
霧隠段蔵さん、今回は活躍少なめだけど相変わらずいい感じ
原作では本当に万能だった段蔵さん、伊原剛志さん。いつもカッコよく草を口にくわえてる。小さい子供とさっていく姿も時代劇的展開だと勝手にこじつけて観てた。
ちゃんと書けたかな、時代劇の要素。かなり偏っている気もするけど、楽しく楽しく観れた品でした。湯長谷藩のキャラクターもみなさん、お見事、監督は本木克英さん!ありがとう!って気持ちでお名前最後にあげとく!
ランチは一番安いカップ麺で〜この国大丈夫?
コンビ二にもスーパーでも必ずといってもいいくらいインスタントラーメン売り場に置いてある「自社ブランド系カップ麺」。スーパーのライフの場合は「しょうゆヌードル78円」。ファミリーマートのカップ麺はは132円のシリーズがある。
正確に調べたわけじゃないけど、1杯食べてそこそこお腹いっぱいになるメニューとしては、最安値になる。
コンビニもスーパーも明らかに、「ランチをできるだけ安く食べられる」商品をたくさん置いている。100円で買える袋入りのカットキャベツは、カップ麺で不足しがちな野菜を補ってくれるはず。ちょっとだけ贅沢しておかずを食べるなら、レジ前のお惣菜を1つ追加。コロッケなら100円以下、やきとり1本、セール期間中だと100円くらい。いろいろ買っても、外食のランチよりもずっと安く上がる。
ついでに飲み物もコンビニやスーパーの自社ブランド系ペットボトルにすると、定価の半分くらいになる。
全部揃っているのだ。ランチ代を出来るだけ安くするための商品が。
食費を節約する買い物は、私だって毎日のようにやってるつもり。ただ、節約して買い物をする消費者にアピールする商品がいっぱい世の中にあることに、ふと、不安を覚えたりする。
この国、大丈夫?って。
節約する理由の中には、「お金がない」が必ずあるものだ。その層を狙っての商品が大量に店舗に並んでいるのは、「その層」があるからに他ならない。しかも、自社ブランドのカップ麺、どんどん美味しくなっている。安くて不味いわけじゃなくなってるのだ。そう、私もよくよく、お世話になっているのだ、自社ブランド食品!
自社ブランドカップ麺&500mlペットボトル、そして袋入り洗わないで食べられるカットキャベツ。栄養を考えたランチセットは、この時代の強い味方である。
・・・・そんな強い味方が売り場にたくさん並んでいるのである。
貴女に勝てる女性はそんなにいないから〜小泉今日子さんに託すあれこれ
私たちは既に、彼女に何かを託してきた。
だから、その延長上で考えてもいいのではないか、と思うのである。
小泉今日子さんのことである。
その延長上とは、歌やコラムや映画やドラマで見た彼女に、私たちは自分と重ね合わせていろんなことを考えてきた。彼女と似た人生を歩む人も、彼女と似た人生の女性に関わった人も、全く縁のない人もいるものだと思ってる。避けられることもあれば、避けれないこともあるのだ。避ける努力を常にしていたいが、どうにもならないこともある。自分を偽って生きるのはやはりしんどい。
小泉今日子さんが事務所から独立するニュースを聞いて、同時に聞いた妻子ある男性との恋愛についてどう受け止めたらいいかわからなくなった。それは、残りの人生をエンタテイメントの世界で自由に生きたいという声明文だけではなくなっていた。だから、単純に応援ができなくなったのだ。
独立のニュースだけ聞いたとき、ブラット・ピットのプロデュース業のように成果をあげてくれたらいいなって思った。小泉今日子さんの作った映画が、成功を収めるのも素敵だなって。
それでも私は、エンタテイメントの世界で小泉今日子さんに何かを託し続けるだろうと思っている。だか、もうひとつ、託してみたいことがでてきた。
貴女は弱い者を犠牲にして勝利を勝ちとろうとすることだけはしないで、と。主人公の女の子は普通の子。才色兼備で心根の優しい女性が自分の彼を奪おうとしてる、でも、彼は主人公が好き、そんなのは物語で見聞きすることの方が断然多い。好きになるのは「あばたもえくぼ」、居心地がいい方が、緊張するようにずっといい間柄もある。でも男性は「小泉今日子さんが好きって言ってきたらどう?」と冗談っぽくでも質問をされたらどう思うだろう。小泉今日子さんが相手と知ったら、奥さんや子供さんは、私を含め、どう考えるだろう。
小泉今日子さんに勝てる女性はそんなにいない。あえてニュースの性質から女性というが、男性に置き換えてもいない。だから、これまで、たくさんのことをエンタテイメントの世界で彼女に託したように、独立以外のもうひとつのニュースについても、託してみたいのだ、彼女の対応に。
だから今まで同じくまた、彼女に託すのだ。私に届く情報は恣意的で、嘘かもしれないが、間違っても、私たちを落胆させる情報にならないことを祈ってやまない。彼女ががんばっているから、わたしたちもがんばろうと思う人たちは、間違いなくたくさんいるのだから。
ペンタブお描き、はじめました。〜まだまだ習作、壁にぶちあたりまくり
去年の買い物納めは、ペンタブレット。今年のチャレンジ初めもペンタブレットである。広告見てると、簡単に描けそうだけど、簡単に描けないのはわかってて手を出した。案の定、画面を見ながら絵を描くことから馴染めない。
試し書きをなんどかやって、やっとアップできた走る女性のイラストは、パブリックドメイン画像の模写。森林はフリー画像。アレンジいろいろ。デザイン業の引き出しから取捨選択して工夫してみる。
線を描くことから壁にあたり、線の太さ細さ、絵の具の量、筆の入り抜き、まだまだ自由にならない。けど、走る女性を描いているあたりから、画面を見て描けるようになってきていることい気づく。何もかも少しづつ慣れていけるもんなんだ。Adobe Photoshopと似た画面もありがたい。まずは、良い線を描ける用意なりたいなあ。
描くたびに出来ることが増えてきて、出来ない部分も増えてくる。悔しいことだらけだけど、楽しい。
「42 ~世界を変えた男~」ハリソンフォードの熱い闘いにうっとりした。
ハリソンフォードは、ドジャースの重役ブランチ・リッキー氏を演じている。特殊メイクをしてたらしいほどの変身っぷり。ワンマンでじい様な経営者である。ほとんどの場面は自分のお部屋で重役椅子に座ってる。部下はいつも立ちんぼだ。
タイトルロールの背番号を持つ役柄に比べると脇役。でも、私にはかっこよくて仕方なかった。だが、まず主人公の紹介をしておこう。
黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンを演じるチャドウィック・ボーズマンは、現役の選手となんら変わらない才能あふれる野球選手を演じてくれた、と私は思った。映画の主人公になるような英雄的な選手ではなく、時代と葛藤しても、時代を切り開き、時代の先をいく英雄を演じてはいない。当たり前だ、彼は他のチームメイト、対戦相手となんら変わらない、野球選手なのだ。1野球選手。だからこそ、社会が歪んでることがわかる。ナイスプレイ!と言いたくなる演技だった。
さて、話をハリソンフォードに戻そう。経営者として成功したから重役にいる。金儲けができる男である。しかも、時代を先取りできる男である。ジャッキーを見つけ出す臭覚も。さすが、ハリソンフォードが演じるだけある。見かけはかっこいいことないのに、やってることはホントかっこいいのだ。
この映画観ながら何度も考えた。当時の黒人選手を雇うことこそ、本当に苦難の道。外からも内からも、苦情を言われる。それらのああだこうだを、ハリソンフォードは怒涛の勢いで退けまくり、当の本人、短気でいつ問題起こすかわからないジャッキーを丹念にそして考えるいとまを与えず、導きまくった。まさに疾風怒濤。
ただのワンマンじゃない。観客のこともみてるのだ。金儲けの才があるから、ジャッキーで儲けられるのもみてる。ピッチャーを威嚇する盗塁、そして黒人の少年たちの英雄となることも。おそらく、初の黒人メジャーリーガーを作り出すことの一番のメリットさえわかっていただろう。
さすがハリソンフォード。そんなことばかり思っていた。失敗したら大損害のビジネスを成功させるべく邁進してた。彼がいなければ、ジャッキーはいなかった。そう思うほどに。
ハリソンフォードの熱い闘いにうっとりしながら、映画でも触れられていた、ブランチ・リッチー氏がなぜジャッキーを迎え入れたかにつながるエピソードが一番私を熱くした。だからまるで恩返しのように、黒人選手をスターにしたのだ。
リッキーが黒人選手を受け入れることに積極的であった理由としては、ブルックリンにおける黒人の人口の多さや将来的な黒人家庭の中産化を見越した上でのマーケティング戦略と、より効率的な選手の供給源の開拓のためであった。また、個人としても大学野球の監督時代に指導していた黒人選手が宿泊を断られ、自分の召使であると言ってようやく同じ部屋で泊まることができたという人種差別行為を体験しており、「この肌が白ければみんなと同じように泊めてもらえるのに」と涙を流して悲しむ選手姿が忘れられずにいたと語っているhttps://ja.wikipedia.org/wiki/ブランチ・リッキー
個人の力で、社会を簡単に変えられるもんじゃない。でも、日本選手も含め、メジャーリーグには普通に、才能ある選手が集まって野球してる。歪んだ社会が紆余曲折しながらも良くなったのだ。ハリソンフォードクラスが演じるブランチ・リッチー氏だからこそできたかもしれないが、世の中は悪くなるばかりじゃないのだと、思わせてくれる映画だった。
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毎度恒例、お参りしたら「おみくじ」をやる!
今週のお題「ゲン担ぎ」
1月4日くらいだったかな、今年は、あまり出歩かなくなった父を車に乗せて、地元の神社に初詣。久しぶりだから四方八方をみて、父は思い出を語ってた。秋祭りの賑やかな土地柄、私もだんじりを思い出す。そして、お参りのあとは、半ば嫌がる父を無理やり並ばせておみくじである。六角形の箱をジャラジャラ回して細い棒を出す。番号がでてくる。その番号を窓口でいえば、細長い紙がもらえる。大吉とか小吉とか。
私もやる。おもいっきりジャラジャラする。
父はさらっと読んで、きちんと折ってくくりつけてた。もう終わったぞ、という顔をして待っているようだった。
お参りしておみくじ引いて、くくりつけて。
そんな短い時間の正月のお祝い事で気持ちが上がってくる。これから1年が始まる。何をやるわけじゃないけど、さぁ、いくぞ。スタートラインに立つまでだって、道がある。
実は今年、父との初詣以前にも、おみくじやってた。
3回目・・4回目かな。
旅先で、自宅近くで、機会があったらお参り、おみくじ。まず自分のを見て、旦那のをみて、お互いに、「我慢みくじ」「戒めみくじ」と内容解説。「我慢みくじ」は大吉などに多く、これまでつらくても、もうすこし我慢したら、よくなります。「戒めみくじ」は今までよかったけど、信心しないと、ダメになるよ。勝手に解釈して、くくりつけてくる。「いいことあるかな」「油断しないでいこね」などなど言いながら。気持ちが上がってくる。
お参りにすがるわけじゃない。おみくじに頼るわけじゃない。実際、今年もいろんなことが起こるけど、お参りのこと忘れてると思うのだ。
でも毎年、正月は、機会があったらお参りしてる。おみくじ引いてる。正月の間にやれるだけやっとく。
なんだってやれるだけやっとくのだ。やれるだけやったってのがいちばんのゲン担ぎ。そして1年のスタートラインにたつ。やれるだけやっといた方が気持ちいい。
おまけに、1月は、えべっさんにも行ってきた。お参りして、おみくじ引く。ちゃんとくくりつけてきた。
「彼女」のことを考えるべきだ〜ニュースの中の人物描写
女流という言葉が残っているほど、その職業はまだ女性の数が少ない、という話を聞いたばかりである。広岡浅子さんの活躍を語る落語家さんは自ら、「我々の職業はまだ」と女性の落語家さんを女流という言葉でくくっていると言っていた。真っ先に浮かんだのは、看護師さん。必ずしも女性だけじゃない職業である。
東スポさんの1月26日の記事から。パワハラ、セクハラのニュースである。同じ内容のニュースはテレビでも何度も聞いた。
同誌によると、番組の打ち上げの2次会で、10人ほどがいたカラオケ付き飲食店で、登坂アナの両脇には新人の女性契約キャスターが座った。席についた途端に女性のヒザを触り始め、反対側の女性の太ももも触ったうえ、一人の20代女性に「一緒に抜け出さない?」とささやき、女性がトイレに逃げると、登坂アナはトイレ前の廊下まで追い、暴挙に出たという。
知名度のあるアナウンサーのニュースである。報道番組のキャスターになるはずだった。業界でも有名だったらしい。アメリカでも報道されたらしい。
なんだか悔しくなってくる。
「彼女」のことは?
個人情報としての彼女じゃない。弱い立場にいるから被害にあうたくさんの「彼女」のことだ。それはもちろん「彼」も含む。さまざまな報道の中にいるたくさんの「彼女(彼)」は、自分が納得できない力に逆らえない状況にいて、サイレントマジョリティに囲まれて、被害にあっているのである。
引用したニュースの中にも、彼女の人物描写がある。その人物描写は、彼女の個性の一つでもあるが、彼女が被害にあった理由でもある。彼女が職業を決めたのも、その場にいたのも、自分の意志ではあるだろう。だが、彼女は、弱い立場だからセクハラパワハラを受ける可能性がある、という文面にハンコを押したわけじゃない。もともと、書いてあるわけでもない。知っていたとしても、誰も書かない、そんなことは。
大きなニュースが報道されるとする。その中で一番大きな役割をした人が主語となり、その人が何をしたか、が語られる。それはそれで当然のことだ。だが、その他の人物は、年齢や職業形態、雇用形態、性別だけでほんの数文字で終わる。仕方ない、とはわかっていても、人物はそんなことだけで表現されるものではない。ともすれば、無視してはいけない問題だって孕んでる。
犯罪に関わる小説を読むとき、利用されるのは、いつも「縁者」のいない者である。それは立場が弱く、誰にも気にされないからという理由なのである。