水がある限り金魚は泳ぐ

本と読書と映画とドラマ、そして雑文。

雑文

「根の深い木」〜「読み書き」は出来て当り前じゃないということ。

「識字」は、リテラシー(literacy)の訳語と言われているそうである。そのまま訳せば「読み書きの能力」。この識字に「率」をつけた統計がある。「国別の識字率」。初等教育を終えた年齢、15歳以上の人口について定義される。国と第一言語がほとんど一致し…

「世界一幸福な国」になるためのキーワード。

何がしたい?のかと問いかけてみるがいい。自分自身に。 ものすごくボンヤリとだけど、メンタルを健康にするヒントを考えてみたい。だって本当に、私も含めてみんな、心が弱ってきていると思うんだ。素直に表現すると悔しいけれど、体のトレーニングって調べ…

不快感を覚えるという反応。

冗談が冗談にならないときはある。映画や小説だと主人公が何を言っても後から「正しい見解」が説明され、時には感動さえ覚えることもあるのだけど、現実はそうはいかない。発言は「取り違える」ことがいくらでも出来るのだ。 しかも能動的に。 弁護士という…

正義か悪かの境界線で。

「メンタリスト」@サイモン・ベーカー。主人公、パトリック・ジェーンは、皮肉屋は暴露屋で嘘つきだけど、結局のところ、言いたくないことは絶対言わない。そして、自分が大切に思う人のためなら、どんなブラックな所業も厭わない。自分だけが悪者になって…

黒く染まりゆく路上に戦慄する。

昔見たテレビ番組の局アナが街をレポートする企画である。道を歩く人のマナーの悪さを警告するものだった。ベテランの局アナが、ゆっくりと足下を見ながら歩いていた。ドス黒く染まった道路は血痕のように丸く重なりあっている。 黒い黒い黒い黒黒黒黒黒黒黒…

お金なんてタダの紙切れじゃん、ベイベー!

贅沢になれきった小さな王国の王様は、ついに国を滅ぼそうとしてた(あ、舞台はファンタジーな感じでね。実写じゃないっすよ)。 そんなシチュエーションがあったら大国の魔の手がやってくんのは常道ってもんさ。銀行屋と名乗る使者が、王様に渡したのは、た…

誰もが偉大な所業を成し遂げている。

名優同士のさりげないシーン。アクション場面に迫力のあるドラマなのに、暖炉の前で初老の俳優がエー感じ対話していた。 一人は、主人公の兄弟を男手一つで育てあげた父親。 一人は、本物の天才である主人公の弟の師であり友になった大学教授。 父親はまばゆ…