水がある限り金魚は泳ぐ

本と読書と映画とドラマ、そして雑文。

雑文

報われなかったけれど、とても一途だった女性の物語

今週のお題「名前」 ドラマチック。 私の名前にまつわる女性の人生はかなり激しい。 家柄の良さや性格の激しさを思えば、映画の主人公にもなれる女性だ。演じるとしたら、ある程度の演技力のある女優さんになるだろうと思う。何せ、フルコースな感じで、運命…

愛情の色は何色?〜形而上学的で不可知論的なもの

形而上学とは、んとに、小難しい学問だ。 学問って真に深めようとすると手を出しにくくなる。でも、思い切って自分がわかりやすい他ジャンルに横断していいものだと思うのだ。実学として応用してもいいし、芸術にも生かされていいとかね。要は、もっと、自由…

ホラー映画を盛り上げるTVショーの俳優たち

「スリザー」というホラー映画を観た。最初は、ときどきボケーと、B級を観たくなるのを満喫〜って程度でゆったり構えてたのだけど、主演の保安官役を観て「どっかで観たことあるなあ」と気になり始め、すぐ検索をしてみた。 ネイサン・フィリオン! 「キャ…

図太いという武装をするための秘訣。

幽霊さえも友達にしちゃっうのか?というのが率直な感想だった。 細かい話は覚えてないが、とあるアイドルさん、一人暮らしなのに同居人がいる、と楽しそうにテレビで話してくれていた。部屋に置いてるもので、物音をたてるみたいである。一緒に聞いてる出演…

がんばれ「プリントアウトファクトリー」意図しない第三者のサイトに誘導される可能性があることが判明

ちょっとしたイラストカットが必要なとき、多くのグラフィックデザイナーさんを助けてくれたサイトがえらいことになってる。 「プリントアウトファクトリー」サイト改ざんに関するお知らせ / お知らせ | リコージャパン株式会社 簡単に運営できるもんではな…

模造品な個人にならないための心得

「署名」なるものが残されるようになったのは ルネッサンスとか近代になってやっとだと教えてもらった記憶がある。暗記だけでなく、そういう教え方を高校時代の教師がしてくれたことは本当にありがたいことだと思っている。そん時考えたのは、縄文時代のアー…

2013夏の選挙結果に。ねじれ国会が消えても議論は消すな!

おおかたの予想通りの選挙の結果だった。 私がこの夏、直接聞いたり観たりした選挙運動は、大阪の仕事場で府知事をしていた女性候補の名前連呼が一番多かった。ヨドバシカメラ近くでの演説は、候補者を把握するまでにはいかず、である。テレビでの演説を聞け…

ああ、たまらん。「えび満月」が大好きです。

「好きなお菓子ってある?」 ジャズの生演奏を聴かせてくれるお店にて。ミュージシャンたちはすぐ間近。演奏が終わってMCタイム、ボーカルさんがピアノやベース、ドラムの方々に、この質問をしていた。 私はカクテルを飲みながらほろ酔い。少しばかり気取…

それについては、熱くなる問題ではないのである。

今週のお題「2013 日本の夏」 人はいろんなところで並ぶ。 最近も、常連さんのように行ってるコンビニで新しくレジが開いたところに商品を出そうとしたら、目線でニコニコと、あちらへってな感じで指示された。「すいません」の言葉と一緒に。レジがかなり混…

【そうだ、選挙に行こう】一票は軽くない、とても重いんだ。

あるジャーナリストがTED Talks in Japanese | Translations | TED.comで、聴衆に語ってくれたのは戦争の始まりのエピソードだった。彼女は、耳にしたことがある多くの紛争地に取材に行っていた。カタチこそ違えど、どこも、戦争の始まりは同じだと言ってい…

「根の深い木」やりたいことを叶えるために、全力疾走!

ドラマ 「根の深い木」のラストのイ・ド(後の世宗)は全てをやり切ってせいせいした顔をしていた。 ハングル文字創製を題材にしたこの物語の最終回は、新しい文字の公布というクライマックスを迎え、イ・ドとともに戦った登場人物たちが多く死を迎える。イ…

「30秒の狙撃兵」主人公に生きて欲しいとひたすら願った記憶

お願いだから死なないで欲しい。 そのドラマを観ながら、ひたすら私は願った。 そのドラマは青春の昭和史II 「30秒の狙撃兵」。中村雅俊さんが主演、1979年に放送された、伝説のCMディレクター杉山登志さんのことを描いたドラマである。 事前知識がなかった…

【そうだ、選挙に行こう】投票しとかないと国はいつか落ちぶれる。

2013年参議院議員選挙は 7月4日(木)公示、7月21日(日)投開票になる。 徒然に覚え書き。 宣伝カーや街頭から聞こえている「大阪には○○が必要です」って誰が決めたん? 「○○を助けてください」っていうのは、正直すぎる。投票は人助けじゃねえ。 理路…

はてなブログをはじめてまだ日が浅いからこその所感

2013年6月に「はてなブログ」を書き始めた。実は一度登録して、「はてなダイアリー」で映画のことを書いてたけど、そんときは「楽天ブログ」(←こちらも映画)が主で、友人もそこそこ出来てたこともあり、続かず。2005年が最後になっていた。 「はてな」って…

7月、「小さな約束」を今年も果たそう。

今週のお題「七夕」 梅田の阪急百貨店に昔、「特別食堂」というレストランスペースがあった。ホテルのレストランの仕様になっていて、コース料理も楽しめるまさしく「特別」な空間だった気がする。でも、百貨店の客が手を出せない価格設定ではなく、食事で「…

著作権に関するざっくりな記録。

ときどき著作権について考えてみなきゃいけないことがある、仕事で。 つまりはデザインの依頼があり、私の手元にやってくる原稿が、著作権に触れているか否かを判断しなきゃならないてな場合。 文化庁のもザックリ読んだけどピンこなくて、なんとか勢い読み…

「根の深い木」もしも最寄り駅の看板が読めなかったら

2011年から2012年に韓国で放送されたドラマ「 根の深い木」。登場人物の魅力が左右するドラマとは一線を画すハングル文字創製というテーマに人物が交錯するドラマだと思う。 ハングル文字は表音文字。子音と母音の組み合わせなので、1日でも覚えることは可…

正しい設問なんてあったのかい?「安藤美姫選手出産アンケートについて」

フィギュアスケートの才能に恵まれた一人の女性が出産した。彼女はそれを公表した。オリンピックも目指すという。 2013年07月04日 安藤美姫選手出産アンケートについて 現在、「週刊文春」メルマガ読者の皆さんにお願いしている「緊急アンケート 安藤美姫選…

税金。みんな希望を託しているんだから

たこ焼き屋にて。 おばちゃんが一舟分のたこやきを差し出してくれる。私は、小銭を渡す。これは、大阪によくある、交換の光景である。私が子供だった頃もやってたし、今だって頻繁にやっている。粉もんやめられまへん。 マヨネーズが少ないなあ、と思っても…

教授は学生に語った、「旅」は季節を感じるべきだと。

今週のお題「2013年、夏の予定」 もうかなり昔になる。旅を考えるシーズンになると思い出す大学時代の教授の言葉がある。破天荒な発言が多々ある方だったが、常に自分の思考の枠組みから出られるようにと、私たちに教えてくれていたような気がする。いや、穿…

プロフェッショナルが撲滅される日

広告を作りたいけど相場いくらくらい?と聞いてこられたことがあった。全くのアマチュアさんではない。何度も印刷やデザイン事務所と仕事をされてきた方だ。 「いや、ボク、ほとんど原稿作って渡したんだよね。でもほとんどそのままやったから、あの金額は高…

ゴミ焼却施設は大人の社会見学には絶好の場所だと思う。

市のゴミ焼却施設に、壊れた座椅子を持ち込んだ。 係の方に「初めて?」って聞かれる。初めてである。車で並ぶ。結構時間がかかる。ウチは座椅子ひとつ。でも、トラックいっぱいに、自転車やら椅子やら玩具やら積んでいる方がいる。車ごと体重測定。どうやら…

財布を忘れたスリリングな1日。

財布が入っている鞄を鞄ごと忘れた、家に。 おっちょこちょいは治らない。駅で気づき、一緒だった家族にお金を借りてなんとかやり過ごすことにした。ところが、その財布には家の鍵が入っているから、まあ大変。本日は私の帰宅がはやく、閉め出されてしまうの…

Googleとソニーの本に「夫婦」の物語をみた。

「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」という本を読んだ。辻野晃一郎さん著。 辻野 晃一郎(つじの こういちろう) 1957年福岡県北九州市生まれ。84年に慶応義塾大学大学院工学研究科卒業、ソニー入社。同社の海外留学制度により渡米、88…

僕たちはどうやって生きていけばいいのだろう。

土田世紀さんの短編集「ノーサンキューノーサンキュー」の一篇が忘れられない。 あらすじ/ギャンブル好きで無職の大山は、小学生の娘・織江とふたり暮らし。ある日、知人の警察官・蒜山の家に金を借りに行くが、彼は妻と死別して独り身であるにもかかわらず…

「社会性」と「命」との相関関係。

道路の真ん中を、悠然と歩く年配の男性がいた。車の量は多くはないが、まるでないわけもない。オッカナビックリで、路肩によりながら男性を避けていく車。道路の真ん中を歩くのには、それなりの事情があるかもしれないが、命あっての物種、見る側はドキドキ…

「自己紹介 あなたへ30の質問」に回答!

「自己紹介 あなたへ30の質問」 01. みんなから何て呼ばれてる? 目がかまぼこ。 02. 自分の自慢できるところは? 目がかまぼこなので親しみやすいらしい。 03. 自分の弱点は? 目がかまぼこなのでなめられやすい。 04. 自分の口癖は? おもしろい! 05. 持…

がんばっていると報告できることが嬉しいよ。

今週のお題「私のお父さん」 実家に行ったとき、父が、突然聞いてきた。 「おまえまだ、あそこの仕事してるんか?」 あそことは、父が昔、仕事をしていたらしい大手の企業である。父と私の職種は違い、正確には、あそこ、は、私の取引先と同じではない。だが…

約3%くらいは立ち直るための方法を考えてみた。

快晴に比べたら雨が降ってるとどうも、やれることも制限される。制限されると自由を失い、何もできないことから無力感を引っ張り出し、それが自分の無能さにつながる。負のスパイラルって一人で抱え込むから、抜け出せなくなるような気がする。 テンション上…

デザイナーという職業が死滅したかもしれない話

天王寺区役所ホームページには、ことの経緯がわかる資料がまだアップされていた。当り前ではあるが、なぜだかホッとする。3年は資料をアップしてるっぽいけど、やろうと思えば削除できる。「問題」は隠そうとするものだ。隠して風化するのを待つことをほとぼ…