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貴女に勝てる女性はそんなにいないから〜小泉今日子さんに託すあれこれ

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 私たちは既に、彼女に何かを託してきた。

 だから、その延長上で考えてもいいのではないか、と思うのである。

 小泉今日子さんのことである。

 その延長上とは、歌やコラムや映画やドラマで見た彼女に、私たちは自分と重ね合わせていろんなことを考えてきた。彼女と似た人生を歩む人も、彼女と似た人生の女性に関わった人も、全く縁のない人もいるものだと思ってる。避けられることもあれば、避けれないこともあるのだ。避ける努力を常にしていたいが、どうにもならないこともある。自分を偽って生きるのはやはりしんどい。

 

 小泉今日子さんが事務所から独立するニュースを聞いて、同時に聞いた妻子ある男性との恋愛についてどう受け止めたらいいかわからなくなった。それは、残りの人生をエンタテイメントの世界で自由に生きたいという声明文だけではなくなっていた。だから、単純に応援ができなくなったのだ。

 独立のニュースだけ聞いたとき、ブラット・ピットのプロデュース業のように成果をあげてくれたらいいなって思った。小泉今日子さんの作った映画が、成功を収めるのも素敵だなって。

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 それでも私は、エンタテイメントの世界で小泉今日子さんに何かを託し続けるだろうと思っている。だか、もうひとつ、託してみたいことがでてきた。

 

 貴女は弱い者を犠牲にして勝利を勝ちとろうとすることだけはしないで、と。主人公の女の子は普通の子。才色兼備で心根の優しい女性が自分の彼を奪おうとしてる、でも、彼は主人公が好き、そんなのは物語で見聞きすることの方が断然多い。好きになるのは「あばたもえくぼ」、居心地がいい方が、緊張するようにずっといい間柄もある。でも男性は「小泉今日子さんが好きって言ってきたらどう?」と冗談っぽくでも質問をされたらどう思うだろう。小泉今日子さんが相手と知ったら、奥さんや子供さんは、私を含め、どう考えるだろう。

 

 小泉今日子さんに勝てる女性はそんなにいない。あえてニュースの性質から女性というが、男性に置き換えてもいない。だから、これまで、たくさんのことをエンタテイメントの世界で彼女に託したように、独立以外のもうひとつのニュースについても、託してみたいのだ、彼女の対応に。

 

 だから今まで同じくまた、彼女に託すのだ。私に届く情報は恣意的で、嘘かもしれないが、間違っても、私たちを落胆させる情報にならないことを祈ってやまない。彼女ががんばっているから、わたしたちもがんばろうと思う人たちは、間違いなくたくさんいるのだから。