ペットボトルのエリマキトカゲが消えた日。
いつも飲む500mlペットボトルをコンビニからとるとき、なんだか邪魔なのが増えてた。キャップあたりに巻き付いている、まるでエリマキトカゲのエリみたいな広告である。
かわいいふっくらした女の子がTVCMに起用されていて、日本学校保健会から推薦になってる奴。そんなのがつく前から、私はけっこう好きだった。
売れてるからか、コンビニのデカい冷蔵庫の3列を占有。
エリマキトカゲのエリのように全部の商品に、広告がつけられていた。窮屈そう。
ペットボトルの意匠の凸なハートも台無しである。
ペットボトルは、高さの半分から上、キャップのすぐ下あたりを持つことが多いと私は思っている。にも関わらず、肝心のその部分が隠れていると、取り出しにくい。その上、飲む前に、エリマキトカゲのエリの広告を外さないといけないわけである。
と、ここまでは、細かい愚痴とも言える。
だが、ある日を境に、3列あった商品の1列から、エリマキトカゲのエリは消えていた。
他にもきっと、同じことを考えていた人がいるのだ。小さなことだけど、ペットボトルのエリマキトカゲが、1列分、消えた。
このくらいのこと、なのかも知れない。されど、世の中は動くのだ。