「脱原発」という意見の欠片を拾い上げてみる
「脱原発」という意見の欠片を拾い上げよう。
もしかしてウラがあるかも知れない。もしかして、また、ただのパフォーマンスかも知れない。別の企みの第一歩かも知れない。だが、意見は意見だ。
もとより脱原発の私は小気味よく聞いた。原発護持派は、小泉節といえども受け入れまい。5割の態度未定者にこそ知っていただきたいと思う。
説得力だけは強い、小泉純一郎氏のインタビュー記事をあえて引用せず、記事を書かれた方の気持ちをまず記しておこう。5割の態度未定者、とは、記事内で小泉氏が自身の人生経験から、重要な問題が発生した場合の「意見の割合」を指す。3割賛成、2割反対、5割が態度未定者。3割が力を持ち、意見が確定するが、残りの5割が、それを裏返しに出来る層、と言わんばかりのサジェスチョン。そのサジェスチョンこそが小泉純一郎氏らしいかも知れないとは、少し余談だが、だからこそ、記事を書かれた方が言葉にしたのだと思う。
週刊通販生活トップページ > 読み物:「さようなら原発1000万人署名」に賛同する〈脱原発国会議員〉は、現在93人。
たくさんの政治家さんの名前がある。民主党の野田氏が総理大臣時のページだ。
「通販生活」テイストのデザイン。きんさんぎんさんをCMに起用し、もともと社会問題への取り組みに特徴ある雑誌の発信。関連して、前述の小泉氏のインタビューの一部を、再び引用させていただくとしよう。
−−今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが。
「逆だよ、逆。今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しいんだよ。野党はみんな原発ゼロに賛成だ。総理が決断すりゃできる。あとは知恵者が知恵を出す」
2013年の参議院選挙で、山本太郎さんの当選したときに、東京に原発推進派の人がいうほど多くないのだと思った。きっと、小泉氏の言う、5割の態度未定者が動いたのかのしれない。
きれい事にはウラがある。理想には脆弱さが付きものだ。そんなことはわかっていても、意見には可能性がある。
映画やアニメ作品における巨大兵器とかの動力源についても、クリエイターさんたちの思想(原発推進、脱原発どっちも)が入っていたりするが、私には詳述は無理なので、触れるのみである。
ずっと嘘だったんだぜの斉藤和義さんは、今も変わらずインターネットの動画の中にいる。たくさん、いる。
「脱原発」という意見は、本当にいっぱいある。有権者さんの一票にもある。クリエイターさんの、アーティストさんの頭の中にもある。政治家さんの考えの中にもある。有名な企業の中にもある。そして、私の中にも。