水がある限り金魚は泳ぐ

本と読書と映画とドラマ、そして雑文。

お金なんてタダの紙切れじゃん、ベイベー!

 贅沢になれきった小さな王国の王様は、ついに国を滅ぼそうとしてた(あ、舞台はファンタジーな感じでね。実写じゃないっすよ)。

 そんなシチュエーションがあったら大国の魔の手がやってくんのは常道ってもんさ。銀行屋と名乗る使者が、王様に渡したのは、たっくさんの紙切れだった。

「王様、これで何でも買えますよ〜♪」

 王様はタダの紙切れで贅沢が出来るなんてスゲー不思議だったんだけど、いざ、交換しにいってみたら、これが、スゲーのなんのって。

 

 アニメにもなった超人気漫画は、ナニワ金融道とか、そんな世界観をファンタジーで表現してた。そそ、王様は借りたお金の取り立てで、次から次へと自分のものを掠めとられていった。

 経済、制空、制海、政治、はたまた。最後は国民まで。国民の命を奴隷として大国に売って自分は贅沢し放題。奴隷は子どもも産むから、永遠に贅沢し放題。

 

 改めて、自分の財布を見たくなった。

 たくさん入っているわけじゃないけどさ。少ないけどさ。

 

 思い出した、紙幣による経済を「信用経済」と言ふ。